デジタル化の恩恵と弊害

急速なPCやインターネットの普及によって、私たちの生活は格段に便利なものになり、その恩恵は大半の人にとって計り知れないものではないかと思います。

例えば買物ひとつとってもネットショッピングで、簡単に欲しいものが手に入ります。

最近流行のスマホならカーナビ、地図、高性能カメラから何でも手軽に無料または格安で入手する事ができ、私のようなライフスタイルを持つ人間にとっては、一度所有すると、その便利さに手離すことができなくなるほど、以前では考えられなかったような事が、いとも簡単に手に入ります。

この「簡単に」という部分は、一般の方にとっては代え難い恩恵であると同時に、デジタルの簡単さ故にプロフェッショナルな仕事が減少しているような気がしてなりません。

デジタル化が進めばすすむほど、そこに本来、人の手が加えられるべきであったはずの「技術」の必要性が薄くなっていく。

世の中便利になればなるほど、人が介在する必要がなくなり、仕事が失われていくように感じます。

私の仕事はクリエーターですが、知人のカメラマンなど数人がここ最近看板を畳みました。

理由は「デジカメ」の普及でプロでなくても簡単に綺麗な写真が撮れるようになった事。それに伴ってプロに依頼するにしても、単価が激減した事が挙げられます。

デザイナーもそうですね。PCが普及した事で一般の方でも少し勉強すればある程度のデザインはできてしまう。素材だっていぜんなら結構な金額を支払って購入していたものが無料でインターネットから入手できてしまうのですから。

この例で言うなら、明らかにプロとそうではない人が作ったものには歴然とした差はあります。ただ、そこに対して報酬を支払うなら、できばえが良くなくても自分で作ってしまおうという人が増えたという事です。

ちなみに私の車にはカーナビは付いていません。以前は付けていたのですが、新しく買い替えた時に、ナビは不要と判断したからですが、そのかわりにスマホのナビソフトを使っています。

最近では、声を認識して様々な事をサポートしてくれる機能まで付いているのですから、これは幼い頃にテレビで観ていた未来の生活そのものです。

そのうち、人間が働かなくても全てデジタル(機械)がやってくれる時代が来るのかもしれませんが、何となく空恐ろしく感じるのは私だけでしょうか。

操っているというよりも、操られているような気がしてなりません。