小さな疑問

私の趣味のひとつにヨットがあります。

小さな25フィート程度の艇ですが、キャビンもあり生活ができる程度の空間を有した、海のキャンピングカーのようなもの。

自動車のように、適当に乗っててもある程度メンテナンスフリーというのとは違い、結構手がかかります。

エンジンだって故障するし、あちこちにガタがくる。

下手すると命にかかわる事故につながる事だってあり得ます。

先日、といっても少し前のゴールデンウィーク。

せっかくの休みなので、セイリングを兼ねて近くの島に泊まりで行ってきました。

このあたりは瀬戸内海でも屈指のセイリングに適したロケーションで、小さな島々も多くて船で遊ぶのに困る事はありません。

当日はかなりの風で、白波が立っており、快適とまではいかないもののなんとか島に着く事ができました。

とれたての海の幸や美しい海を堪能した次の日、相変わらずの天候の中を強行突破で帰港する事に。

エンジンがおかしくなったのは、ハーバーに到着してこれからいよいよ艇を舫おうとした時の事。

微調整のため、微速で後進しようとしましたがバックに入りません。

つまり、前進しかしない。バックに入らないのですから艇はどんどん前進します。

必死の抵抗もやむなく、バウ(前部)を桟橋にぶつけて停まったのですが、ぶつけた際のダメージで、前部のゲルコートが欠けています。

大した事はないのですが、修理に出す必要もあり、ヨット専門の業者に連絡し、事の成り行きを説明するも「近いうちに見に行きます」とだけ。

待てど暮らせど、連絡もなく3週間ほどが経過した頃、しびれを切らして連絡してようやく約束をとりました。

そこから実際に見にくるまで2週間。見積もりが出るのに3週間。

現在はそれからさらに2週間ほど経っていますが、いつ持って行くのかなどの話はなく、「また連絡します」と言われたままそれっきり。

ヨットをはじめてから知ったのですが、どうやらこれが「海の常識」らしく、どこに依頼しても想像以上に待たされます。

普段、締め切りに追われている仕事をしているからか、この対応の遅さには度々閉口してきましたが、どこも同じようです。

業界の常識、世間の非常識とはよく言いますが、別に世間から遮断されて仕事をしている訳ではない。

なら、もう少し一般的な感覚を持っても良いのでは?

最近感じた小さな疑問です。